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このレンジの硬さで小径タップの下穴はOSG-Gドリル久々の更新です。
ここ最近 大した加工を
していないのでこういう
状況になりました。
今日は休日という事もあり
若手お二人はお休みです。


現在 加工中のワークは我がMC工場ではお馴染みの
SKT4 です。  図面に明記してある要求硬度は
HRC34~39という事ですがこのレンジになってくると
Cスケールでの硬度差5というのはその上限と下限とでは
全く別の硬さであるという事を意味します。
実際に手元に来るワークというものも、
余程の大型ワークのような一品鍛造材は別として
一般の切り出し材や個別注文等の材料に関しては
一々図面に合わせて熱処理をするのではなく、
一定量毎に炉の中に入れる為、各熱処理屋さんと
鋼材メーカー又はエンドユーザーさんとの間に
大体の取り決めみたいなものがあるらしい。(噂ですが)
で 我がMC工場に入って来る物は多分(感触では)
HRC38~42位だろうと想われます。
理由はハイスのドリルでの加工条件や粉末ハイスタップ
での刃保ち状況、また超硬チップでの切削速度と
送り等を総合的に分析すると凡そその位の値なのだろう
という事です。
写真上はOSG-GドリルΦ10.3センタースルー対応型ですが、
私の場合、このワークにぶつける場合の切削速度を
一応、8.5~9.0m/minとしています。
刃はその都度グラインダーで砥ぎますから、時として
体調などの影響もあり、あまり芳しくない時もありますが
大体この条件でトラブルは無いです。
送りに関しては前述の如く、このレンジで硬度が1~2変われば
臨機応変に調節する事が必要になりますが、それでもこの
サイズのドリルの場合は0.075~0.12で凌いでいます。
OSGの粉末ハイスタップ ノンコートCPMはV=4m/minという条件。こちらはハイスメーカーOSGの
CPMタップ。
私はこの硬度のワークに対して
スパイラルは使いませんので
食付き山数のみに拘っています。
硬度がHRC34~36程度なら
おそらく食付き2山で充分
なのでしょうけどそれ以上は
5山の方が望ましいのかもしれません。
しかしその辺はその都度気分で決めているかな?(実際は)
本当はタップの価格を気にしなければXPM粉末ハイスに
Vコートを施した物の方が良いのかな?と思いますが
そのシリーズには大径のラインナップが不足している為
(M30~M42以上)のタップ加工が頻繁にある
我がMC工場ではCPMに統一して不安材料は
個々のスキルで対応しているというのが実状であります。
この硬度レンジで一番悩ましいのがノーマルハイスでの加工。我がMC工場でも
他聞に漏れず
やはり忙しい時などは
外注の加工屋さんに
加工をお願いする場合が
多々有りますが、
案外、名の通っている
加工屋さんでも苦労するのが
このレンジの硬度です。
加工機の主軸トルクやその時の刃の状態にもよりますが
先ずハイスでの条件出しに苦労されているようです。
特にノーマルハイスドリルによる深穴加工はその最たる
ものと言えるのではないでしょうか。
それはやはり今もってドリル砥ぎを個々の職人の技量に
任せて対応している場合が圧倒的に多いという事と、
ハイス硬度(約HRC63)に対してこの
レンジの硬度HRC38~42というのは、
まともに加工できる限界に近い硬度差に値する
という事なのだろうと思います。
一般には刃材と被削材との硬度差が20付近になる場合、
加工が困難になるといわれていますが、この場合が
正にその範囲に入るという事です。
実際、私の場合でもノーマルハイス(写真はナチのΦ21.0ドリル)
で加工する場合、(外部クーラント使用)切り屑を可能な限り切らずに
ステップも少なくして加工した場合の加工穴長さは
せいぜい600mm前後であります。
私の愛機は横型加工機なので縦型に比較すれば
穴内に切り屑を残すというマイナス要因はかなり少ないにも
関わらずであります。
それに輪を掛けて私のあまり好きではないコバルトハイスを
あまり使用しないという事も不利な条件では有りますが、、、、、。
話は逸れますが、このようなワークで注意しなくてはならない
という事で、私自身も気をつけていることは、
角出し(面削仕上げ)までを行ってから納入されるワークに
関してはその加工履歴が解らないという事です。
この硬度ならば超硬チップを持ってすれば加工は難なく
出来ますので、仮にその面削加工で(あまり無いとは思いますが)
思いっきり飛ばして加工してしまっている場合、
意外にも表面硬化している場合が在ります。
また、熱処理後のワークに対する加工代の取り合いが
例えば片方の面は最小範囲で加工し、反対の面で
寸法を追い込むという方法を取っている場合に良く見られる
のが加工面によって硬度ムラがあるという事です。
熱処理した時の冷まし方にもよるのでしょうが、
この点は我々が手にした時にはもう既に確定している
事なので油断していると
「この面では簡単に加工できたのに違う面に
なったら 硬くて、、、、」
という事があります。

いずれにしても我々加工屋にとって中高硬度材を
加工するという事は苦労が耐えないという
事なのでしょうか。

でも困った時のハイスだとも思っていますから
それは それで また 楽しいんですがね。。。
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