6 路盤材と捨てコン

　DIYとして初めて造るモノにしては
　レベルが高すぎると思いつつも
　必死にやっている私の姿にまわり
　の声も
「やや応援気味？」
　に変わりつつあるレンガデッキ製作。
　今回は捨てコンの打設に挑みます。
（写真のグレー配管は雨どいから来ており非常に邪魔。）



もともとここに鎮座していた物干し台が母屋の掃出し窓の方へ
移動した事によって作業が大変し易くなった基礎工事ですが、
今回は根切り深さ確保から路盤材投入、そして人生初の捨てコン
をやってみました。
左の写真が奥側（西側でガレージ側）、そして右の写真は
離れ屋玄関ポーチ側になりますが水糸は玄関ポーチ側から
奥にかけて30/4000ミリのマイナス勾配（下がり勾配）を
みて張っています。
水糸高さは境界レンガが乗るブロック天端から200ミリ上がりの
位置に張っています。
溝掘りをして突き固め、路盤材を投入して高さを確認しつつ
また突いて。
まぁ、この作業は本当に体力勝負です。

　コンクリート配合は
　セメント：砂：砂利：水
　＝1：2：4：0.6。
　量としては0.043立米なので
　重量としては0.043×2.3×1000
　=99.8kgです。
　99.8÷（1+2+4)＝14.26ですから
　セメント＝14.26kgとなり、
砂＝14.26×2=28.52kg、砂利＝14.26×4＝57.04kg。
全て足すと14.26+28.52+57.04=99.82kgという事になります。
私が使用しているトロ船は60リットル仕様なので１回で練る事が
出来るのはこの程度が限界です。
写真では練りクワが写っていますがセメントと砂の空練りは角スコップ
で行っています。練りクワは空練り後に水を加えた時点から使用しています。
その方が体力的に少し楽なのでそうしていますが本当は一輪車で練りたい
ところです。一輪車で練る方がきっと腰の位置が高く維持できますし
練り上がってからそのまま移動できます。
しかしそのような一輪車が買えない（４０００円位だったかな？）ので
しょうがないというわけです。

 

で、コンクリートが練り上がったらここから時間との勝負です。

まず、板で囲いを造り範囲を確認し、再度深さと面積を測りなおして
いざ、打設です。
ここではコンクリートの感触を掴む事を念頭に入れて行いました。
例えば硬さや流動性はどんな感じなのか？
骨材を沈めるとはどういう事か？またどういう手応えなのか？
など。
こういう感覚的な事は体感して覚える以外ないと思いますし
私の本業であります機械加工でもワーク（加工物の事）の
上面の水平や平坦度、そして垂直及び平行などはプロであれば
測定機器を使用しなくても体が覚えている感覚で凡そ数ミリの
範囲内に入れる事が出来ます。それは訓練の賜物であり、
技能者としての基礎能力です。
余談になりますが機械加工のプロは平面に加工した面に
0.02ミリの段差があった場合、確実にわかります。（脱線）

　こちらは毎度寒風との戦いとなる
　ガレージ側ですが、遣り方が近すぎる
　という事で最初から作業のやり難さ
　の根源にもなっていました。
　時々杭にお尻をぶつけたり、
　水糸を引掛けて切ってしまったり。
　その度に水平を確認しました。
　しかしスパンが長いのでこのようにして
　比較的真っ直ぐな板を使ってみました。
こういう事もやりながら覚えてゆくんですね。
そして最後に、私が今回特に気にしたのは腕の感覚でどの程度
コンクリート上面を水平に出来るか、という事でしたが
結果は右側に腕を振る時に最大で５ミリ程度下がる癖が有るという
事を自覚できました。
この収穫が今後のDIYで活かせる事ができれば一つ進化した事に
なります。

次回は基礎のコンクリ打ちと鉄筋曲げもやってみようと思います。
私のDIY初のセパレーターも使います。