腕時計の電池交換

もう十数年の付き合いになる愛用の腕時計です。
MUSKのMA-2113モデルですが数日前に電池切れで止まって
いる事に気付きさっそく電池を交換する事にしました。
腕時計って電池切れたままにしておくとダメみたいですから
こういう事は急いでやるべし。
この子の電池交換はこれで5回目ですが自分で行うのは
3回目です。ですから慣れたものです。
で、電池はSR920SW　カーマホームセンターで570円前後でした。



ベルトを外したり裏蓋を取ったり、そして電池を掴んだり
する工具はこの3点です。それぞれの名前がわからないので
左写真上から「ハンドル」「押しピン」「プラピンセット」
とでも命名します。
先ずは右写真のようにベルトの外し易い個所のピンを
「押しピン」で抜き取ります。
この時ピンに内蔵されているスプリングでピョンと飛ばさないように
しっかり掴んでやります。



このようにして、
外れましたぁ。



うーん、長年の歴史が刻まれています。
この子の裏蓋はねじ込み式ですが、専用の工具が無いと
これが外れないんですね。
私も以前はラジオペンチの先端を削って尖らせたもので
代用していましたがそれだとどうしても傷が付き易いんです。
だから腕時計の電池交換をDIYで行うのならそれなりの工具は
有った方が良いと思います。
でも多くのユーザーは腕時計の電池交換をショップでお願い
するのだろうし、これを自分でやるのはどうもねぇという人は
その方が楽かも。
電池交換をお店に頼めば安くても1000円くらい掛かりますが
大抵の場合その作業を見届ける事って出来ないのがチョッとね。
と思います。
 


そして裏蓋はこうして「ハンドル」でゆっくりゆっくり回して。
なにせ、超精密機械ですから慎重に。
で、裏蓋を外すとこのように樹脂のカバーが有ります。
この子は防水仕様なので裏蓋の雌ネジの外側にオーリングが
入っています。この時にオーリングにシリコングリスが残っていたら
良いのですがどう見ても油切れのようならオーリングを外して
シリコングリスを塗布してから納めます。
今回はその必要が無さそうなので省略します。



次に樹脂カバーを外しますが、そのままでは固定されているので
リューズを緩めてから「プラピンセット」で静かに外します。
そして電池を抜き取ります。
まぁ、極力素手では触れないようにして、できれば薄手の
ゴム手袋を着用すると良いのかもしれません。



で、新しい電池を挿入します。
そーっと持ち上げて秒針が動いているのを確認すると
「生き返ったァ」
と少々感動します。
後は今までの逆手順で樹脂カバーを嵌めますが、
案外、外す時に嵌っている向きを確認しないんです。
リューズの逃がし（3か所在ります）を位置合わせして
これもプラピンセットで静かにゆっくりと。



こうして樹脂カバーがキチッと嵌ったら裏蓋を嵌めて完了。
要した時間は10分程度です。
慣れた人なら数分も有れば十分ではないでしょうか？

1000円出すか、自分でやるか、
それはその時の状況によりますが、出来れば愛用の腕時計は
自分でやってみたいです。
 

最後にベルトの外した部分をもとに戻して出来上がり。