五面加工機：KR30NK/NH補修忙しい最中にX軸ベアリング故障

今年は我がMC工場にとって
「故障」という厄介物に
何度も遭遇する年なんですね。
今年前半は「新人教育ブログ」
の主人公　”マーチさん”の
マシニングが故障し現在は
別機種となっていますし、
「結果的には良かったのですが」
次いで私のCAD/CAM用PCのモニターが故障、
そして五面加工機の主軸冷却ユニットにまつわる配線の断線。
そして今回この五面加工機のX軸過負荷アラームという事ですが、
足掛け三日の作業でボールネジのベアリングに寿命が来ている事が
判明しました。
この後、愛機「横中」ではバッテリーアラームが出てすぐに
「B軸の座標ロスト」という珍事件が発生し、
マーチさんはメンタル面の故障で超スランプに陥り、
ツールクラッシュの連続という悪循環に陥りました。
ウ～ン、こういう時っていうのは工場内の空気を
ガラっと変えるような事があると意外にスンナリ行くものですが
今　我がMC工場内は加工物でごった返しており
常に後追い作業となっているのでそれもなかなか難しい。
そんな中、五面加工機と横中との分担で行っているのが
AT製鋼さんのKR30シリーズのボルスター一式補修加工です。


今年のロングスパンの加工と呼べるのがこの
「KR30NHボルスター」写真には有りませんが
この他にホルダー（下）、更に小部品も多数あって
今回も社外の加工屋さんの協力を得てなんとか
納入できました。　感謝。。。
昨年からうすうす感じてはいましたが、ボルスターの
新作が極端に減少しています。
それが今年に入ってさらに顕著になってきました。
国内（いや今は日本が外国かも？）最大手の自動車メーカー
が車のモデルチェンジや新規開発を控えている事が
大きな要因になっているようですが、今まで決まった物しか
加工してこなかった加工屋や金型屋などは相当キツイ
のではないかな？この調子が2010年まで続くというから
体力の無い加工屋さんは潰れるだろうな。
最も先方は元からして　”溢れている中途半端な加工屋”
や　”しがらみだけの付き合い”の加工屋は潰す気でいるようだから
ここで問われるのが我が「MC会」のモットーとも言える「本物」
であるかどうかであろう。
とにかくパーフェクトの加工を継続してゆくしか生き残る道は
無さそうであります。