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図面
ワークサイズ=t255×1025×1030
重量約2100Kg 材質SKT4 硬度HRC36~38
先日の丸チップ加工テストでは敢えて
V=120m/min 0.225/刃
という少し過酷な条件で行いましたがその中で
群を抜いた結果を出した日立のチップの残りは
五面加工機に渡したのでここでは手持ちのOSG-WXM15
を使います。 加工深さは35mm段差からさらに60mm
の掘り込みとなります。
先ずは マジックドリルΦ18とΦ50。
条件はV=100m/min で統一し、
(Φ18は0.067mm/rev)(Φ50は0.073mm/rev)
という設定にしました。
愛知製鋼㈱製のSKT4と同等と言われるこのGFA
という材質は私の感触では愛知製鋼㈱製のSKT4と
比較して硬度が少し高くまた粘りがあるように思います。
SKT4には見られないチップへの溶着がこのGFAには
見られるという事が大きな違いであり、したがって
本来ならSKT4に比べて回転を上げなくてはならない
と思うのですが実際は逆で、回転を15%程度落とし、
刃送りも若干小さめにすると難なく加工できる
という特徴を持っています。
実はこのGFAは我が町工場の別部署が熱処理前の
素材を加工している材料でありますが、彼らの意見を
聞いても「加工し難い」という返事が一様に帰ってくるという
代物です。
しかし『良い鉄』は即ち加工し難いという側面を運命的に
持っている物が大半なのだろうからこれに怯んでいる
訳にはいかないですね。
OSG-WXM15チップをV=100m/min 0.225mm/刃
切り込み3.0mmで加工した結果、加工時間95分を
叩き出しました。
要するに先日の加工テストでは加工熱が高く、
コーティング皮膜の酸化が早かった為に
僅かな時間しか加工出来なかったという事なのだろう。
こうして周速を下げて、適正な条件を適用すれば
何も難しい事はないのであります。
写真は35mm下がりの面からさらに60mm下がる
ダイ(金型)セット部のポケット加工。
この後、センターにΦ110mmの進入穴を加工して
本番はΦ80でガンガン行きます。
ポケット加工は
京セラMRPΦ80で
3mm切り込みの領域加工。
V=100m/min 0.22mm/刃。
欲を言えばここで
三菱BRPΦ80にVP15TFを
装着して試してみたい
ところですが今アーバーに装着されているBRPΦ80が
無いのでそれは次回のお楽しみにしておきます。
Y+側にあるクランパー底にΦ42穴加工をしますが
ここではΦ42ドリルではなくΦ40マジックドリルで
とりあえず貫通します。(あまりハイスドリルは使いたくない)
ここでの固定サイクルは
G9873Z-258.R-152.F56Q0.75.
V=100m/min 0.07mm/rev。
写真右は裏からΦ42まで穴広げをする事を想定し
面取り径Φ46(擬似C2)になるように計算して加工しました。
通常の先端角118度のドリルの場合、リップハイトの
計算は ドリル径×0.3で行い、面取り径をΦ46にする場合は
46×0.3=先端からの深さ追い込み13.8mmとなりますが
私のドリルは先端角130~132度で研ぎますから
46×0.225=10.35の追い込みとなります。
この数値で一度アタックして、様子を見て最終深さを
割り出します。
V=7.5m/minで面取り径に合った回転数を出し、
固定サイクルはG98G82Z-265.35R-160.P1.F5.2
という設定であります。
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機械加工が本業のサラリーマンです。
50代半ばを過ぎて外構DIYに出逢い、その難しさや楽しさを書き残そうとの思いで記しています。
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