教え子ノビタ君との再会

残念ながら今週は仕事が　”小さく前ナラエ”
状態なので帰宅が叶わず。
明日は我が家のオール電化工事があるので
帰りたかったが。。。。。
そんなこんなで食材を買出しにスーパーに出掛けたらノビタ君に会った。
加工が嫌で私の手元から離れた彼ですが仕事以外ではそんなわだかまりは無い。
私にとっては加工から離れようが何だろうが可愛い教え子である事にかわりは無い。
１０００坪以上ある敷地に建てられた大邸宅に一人住む彼は毎日どのようにすごしているのか？　まぁ多少気になるけれど
元気そうな顔を見られて良かった。
彼が退社を表明した時は休憩時間などに？しきりにノビタの事を語っていた連中も今では一言も語らない。
会社とはそういうものかもしれないけれど私はひと時も彼の事を忘れない。
それは何故か。
彼には自閉症の兄がいてその兄の事なども聞いていたので私にとっては決して他人事ではないのでありました。

「ありがとうございました」
別れ際のノビタ君は職場で見ていたままのノビタでした。
もうすぐ春が来て、夏になって、空には花火が降って、若者たちは翼で飛びまわる。
そんな時、ノビタ君はどうしているんだろう。
楽しい仕事を謳歌できるのは若いときだけである。
ノルマとか工数とか、不具合とか　そんな事には無関係で仕事を貪りまわす時期がその人材の可能性を開花させる。
ノビタ君にはおそらくそういう時期が与えられなかったのだろう。

 自らが渾身の思いで加工した物がトラックで運ばれてゆく光景で胸に熱いものがこみ上げて来る。

切削条件を見事に割り当てて満足な加工ができた時の達成感がこみ上げた。

そのような事を感じる余裕を与えてあげる事が大切なのでは？