嬉しい知らせは古き大事な友からのメールだった

朝、珍しい時間帯にメールが来た。
見てみると古き大事な友からのものだった。
「永遠のゼロ観ました。久しぶりに夢中になって見ました」
と。
「ゼロ戦の話をいつも聞いていたので」
とも。
本当に観てくれたんだぁと嬉しくなりました。
この映画に出てくる主人公宮部久蔵は実在の人物ではないけれど
歴史を詳しく知らない人でも、或いは純粋に恋愛映画として
観た人にもそれなりに「人はそのように生きべきか」という
普遍のテーマを投げかけ得る表現で描かれていると思う。
劇中にあるような、特攻隊員になかなか合格を出さないという
点を考えるとそれは台南空の西沢広義先生を思い浮かべるし、
出撃前に搭乗機を交換するというところでは武藤金義先生を
思い浮かべる。
そして劇中で仲間の搭乗員と模擬戦闘で機を横滑りさせて後方からの射弾を回避する天才的な技量を見せる場面は坂井先生を連想させる。
そのようにこの映画は史実とフィクションを巧みに織り交ぜた
「小説」ではあるがその本意は誠に奥深いものである。
まぁ、このように戦争の裏側に隠された技術や人史は単なる物語ではないので簡単には理解できないが観た人それぞれが、それぞれの想いを心に留め置いても損は無い映画である事は間違いない。
誠に嬉しい知らせでした。