サクラ 桜 サクラ

自分の進路も決まらぬまま日曜日に近所の公園へ
花見に行ってきました。
自閉症の長男の運動を兼ねて行ったので歩く事を
重点として考えていましたが実際にその場へ行ってみると
あまりにも多い人とこれまた見事な桜の花に圧倒され
つい足を止めてしまいました。
しかし年に1回だけのこんな和みの中に身をおくのも
良いかもしれない。
昨年までワークと刺し違える気持ちで加工していた
自分にはホント何年振りの”余る”時間だろうか。
遠い夢の中に　機上で獅子奮迅の加工をしている自分を
思い起こす事がありますがあの五感を常に研ぎ澄まして
生きていた当時の感覚は今は無くなってしまったかもしれない。
あの頃は例えば一つの加工に関しても
最初　加工法が解らないような場合でも不思議とその加工の
ヒントになる夢を見る事が多かったです。
そしてその夢に出てくる加工法を試してみるとこれまた
不思議な事に上手く行くんですね。
この事は昔からの事なので私は何時からか　そういう加工法の
夢を忘れない内にノートに書き留める習慣を身に付けました。
夢は見た直後は意外に多くの事を覚えていますが
少し時間が経つとその殆どを忘れてしまいます（だから夢）。
ですから夜中だろうが休みの日だろうが夢に見た加工法を
実践するためにスクランブルで会社に上がった事は
数え切れないほどあります。
そんな特攻のような加工人生でしたが、今こうして
長男とゆっくりすぎる時間の中で桜を見ているなんて
信じられないという思いでした。
しかし、この花見は今回を区切りとして
暫くは無くなるかな。　それが良い事なのかどうかは
別として私は再び怒涛の加工世界に戻りたいと
思います。　こんな自分を自分でバカだと思いますが、
バカにつける薬はないかな。