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昨年12月後半から開始したレンガデッキですが
いよいよ上面の仕上げに取り掛かります。

左写真は盤床の砂を荒敷きした後で踏み固めたところ。
右写真は敷きレンガを置きながら盤床を均しているところです。

枠レンガの中にリージェンシーレンガのダブルサイズ
が3個並びます。レンガのサイズは230×230。
本来、枠レンガの内寸法は230×3=690なのですが
枠レンガ設置で生じるであろう施工誤差と敷きレンガ
個々の寸法誤差の合計を左右片側5ミリづつと見越して
700ミリとして想定しています。
つまり枠レンガの内寸法が690ミリ以上700ミリ以内
で出来ていれば良いという事です。



で、実際に敷きレンガを並べて枠レンガとの隙間を確認してみました。
結果は想定とドンピシャでした。
真っ直ぐに均した砂の上に敷きレンガを乗せる瞬間は
若干 緊張しましたが最初の3個目がすんなり入った時、
緊張が ”ワァー” っと喜びに変わりました。
これがモノづくりの醍醐味であり、至福の瞬間なんですね。
こういう感覚を味わうと今までの努力が苦労ではなくなります。

 

敷きレンガの数は3個×18列=54個
全て並べて、我ながら「美しい」と思いました。
デザインは途中から本格参戦してくれたママが
決めました。私は言われるままに。。。

で、何故 枠レンガの一番手前だけが設置されていないのか
と言いますとこの部分を先に決めてしまうと
敷きレンガの収まりが想定と違った場合、修正が
やり難いだろうと思ったからです。
18列もの敷きレンガの総延長は230×18、つまり4140ミリ
なのですが相手は焼き物なのでピッタリにはならない筈だと考え
 初めからその誤差(伸び分)を25ミリと想定したうえでの
設計施工だったわけで、その予想が正しかったかどうかを
確認する為に設置しなかったという事です。
まぁ、この頃になると機械加工で訓練した計算力を
フル動員でした。(笑)
という事で、敷きレンガの手前末端と枠レンガの末端の
距離を測った結果、128ミリ程度ありました。
という事は枠レンガの幅115ミリを引くと13ミリ。
 想定では伸び分の25ミリの半分、つまり12.5ミリであれば
予定通りなので128ミリー115ミリ(枠レンガの幅)=13ミリ。
結果はここでもピッタリでした。
そういう流れで(上の右写真)枠レンガ最後の3個を設置し 
枠レンガ内に敷きレンガを全て並べ終えてその上を歩いてみました。

予想していたのはレンガの表面は若干の丸みを帯びており
真っ直ぐに均した砂の上ではきっと落ち着かないだろう
という事です。
実際、敷きレンガは足で踏むとグラグラしていました。
これを無反動ハンマーで敷きレンガの中心をコンコンッと
叩きながら沈めこませると落ち着きました。
要するにこれが「レンガの沈み込み分」となるわけです。
この分を含めて盤床の砂を設置しましたのでこれも計画通り。




写真は珪砂(けいしゃ)。
ホームセンターで購入した時は袋の中で水分を多く含んでいたので
このように天日干しをしました。
そして敷きレンガの具位置調整をコンコンやりながらこの珪砂を
隙間に流し込んで行きます。
珪砂は乾燥すると息でフッとやるだけで飛んで行ってしまうほど
サラサラです。で、これが面白いように隙間に吸い込まれます。
そうして珪砂の充填が終わり再び敷きレンガの上を歩いてみると
さっきのギシギシ感は殆ど無くなりました。
ここでまたまた小さな達成感。。。。。

 これでレンガデッキの上面完成です。
 写真奥側から手前側までの高低差は
 約40ミリあります。
 実はこの40ミリの高低差が厄介で、
 雨水の流れで年数が経つにつれその
 傾斜は大きくなるばかり。
 この場所もとは洗濯物干し場。
 当然、物干し台も傾いた状態で、
 しかも草が生え放題でした。
 加えて最も危惧していたのはこの離れ屋の犬走りです。
犬走りの下の土が長年の風雨で流出しており
このまま放置すると不同沈下が始まりやがて基礎から脱落するかも
しれないという状態でした。
犬走りは離れ屋をL字に廻り込んでいますが今回のこの
レンガデッキはその南側の部分に対する土留めを行う事を
目的としました。
そしてようやくここまで来たら残るは側面のレンガ貼りです。
写真は側面下の基礎部分にレンガを積み上げるための基礎工事の
準備を始めたところです。

実際にはその側面のレンガ貼りが難易度的には最も高いのだろうと
思いますが只今攻略法を考えております。
目地の入れ方、縦ラインと横ラインの確保、モルタルの事など
全くの白紙です。
 
そしてこのレンガデッキが完成したら次は本丸の土留めです。
離れ屋西側の犬走り下にコンクリート擁壁を造る予定です。
このレンガデッキ製作はそのコンクリート構造体を造る為のスキルアップ、
そしてモノづくりとしての五感を再研磨する事も大きな目標でした。
擁壁である以上、土圧や排水の事なども考えなければならないし、
このレンガデッキとの寄り付き方法もいい加減では駄目だろうし。
まぁ想像しただけでもスキル的には非常に高度なものになります。
しかしそれだけに挑戦する意味もあります。

そう言えばイチローさんが言っていた。
「ほんの少しの努力を積み重ねることでしか自分を超えて行けない」と。
私もそう思います。
このレンガデッキ製作に取り掛かる以前のこの場所の風景を思い出せば
とてもこういう景色になるなんて想像出来ませんでしたし、やり始めた
頃はママも相手にしてくれませんでした。
でも少しづつ形になってきて、そして寒い日も朝の7時から夜は手元が
見えなくなるまで必死にやっている私の姿を見てママや子供も
応援してくれるようになって。
「どう?少し出来てきただろう?」
そう言う私に次男は
「お父さん 普通にスゴイと思うよ。」
と返してくれた時はほんとに嬉しかったです。

「出来そうだからやってみよう」ではなく、
「やりたいなら やれば良い」
これもイチローさんの金言ですが
モノづくりは遊び心を無くしてはいけないんです。
  
今日は ほんの少しの達成感と、そして少々の疲れと、、、
美味しい焼酎で乾杯!
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