地元の春祭り 「本祭」

さぁて本祭です。
組長の私は朝7時から徴集を受けて
出陣です。
通り過ごす桜並木は既に終焉を
迎えようとしていますが
それでも立派なものです。
「天気はどうかな？」
と思いつつ会所へ。
 会所へ到着して直ぐに
雨が降り始めました。
せっかくの山車が濡れてしまうので
村方さん達が早速　
合羽を着せました。
しかしその雨は直ぐに止み
彼らに言わせれば
出陣前の一雨は縁起の良い
雨だそうです。
鞘蔵から出て合羽を被せて
一時は暗い雰囲気になりましたが
雨が直ぐに上がりこれまでの
準備が報われる時が
ようやくやって来ます。
４００年以上もの歴史を
持つこの岡田地区の
最大のイベントへ向けて
いざ　出陣です。

会所を出て直ぐに狭い道路へ出ます。
梶人経ちの日頃の訓練の見せ所です。
彼らは景気付けのお神酒を一気に飲み干して
気合一発　出発しました。

山車の前方は子ども会の若人たちが集まり
父兄たちも同伴しています。
途中、寄付などを頂く要所で止まり
太鼓とお囃子を披露しながらゆっくりと
進みます。

三区「里　奥　中」の山車が農協前に集結。
見事な雄姿です。

朝の山車　出陣を終えて一旦　家に帰る途中に
神明社に立ち寄り私もお神酒を少々。
丁度　本祭の奉納を終えて引き下がりの時に
出くわしたのでここで一枚。
（女性がいるんですね。。。）
一方、本祭の最中では
神明社に設けられた
特設舞台から
その年の厄男達が
餅投げをします。
毎年怪我人が出るほどの
大騒ぎになりますが
これもお祭りでしょう。
何年か前に私もこの餅投げに参加しましたが
これはもうこりごりです。

正午過ぎに今度は3台の山車が頭の向きを変える為に
再び動きます。
これがクライマックスです。

今年は先車が里組　そして奥組　最後が我らが中組
という順番の並びですがこれがこの正午にひっくり返る訳です。
これは午前中は神明社の方角を向いて並び、
午後はその神明社と正対する白山神社の方に
向き直して並ぶからです。

引くだけでも大変なのに方輪を上げて360度以上回転させる
捻回しは感動モノです。
彼らはこの一瞬の為に一年を過ごしているのだろう。


左から里組　中組　奥組。
中組と里組の山車は愛知万博にも出展されて有名でしょうか。
こうして今年のお祭りも盛大にできました。

この後組長は夕方に招集され最後の挽き別れを終えて
大役を完遂しました。
また　来年も楽しみです。