ウッドデッキDIY_塗装編2 ウエスタンレッドシダーの塗装

 

MCヨッチャンです。

コロナ休業真っ盛りの昨今。
梅雨ですが晴れた日はとても気温が上がりますね。

そんな中、本日もウッドデッキ専門のリーベさんに
発注した材の第1陣の塗装編です。
デッキ本体をオールハードウッドで
製作する設計なのですが手摺り材でどうしても意中
のサイズが手に入らなかった為に苦肉の策でレッドシダー
材に差し替えた部材の塗装、そして根太材としてチョイスした
イタウバフィエラの塗装です。使用する塗料はリーベさん推奨の
「ウッドスティンプロ」チーク色です。

 

レッドシダー材は2×4のL=3048mm。

ハードウッドを持った後にレッドシダーを持つと

”なんじゃこれ？”

と思う程軽く感じます。質感が無いと言いますか、
重厚感が無いです。

要するに密度がスカスカなんでしょうね。
密度が低いという事はその分だけ繊維間の隙間が有るわけで、
そしてそこには水分などが出たり入ったりするわけで。
なので防腐塗料を塗っても防腐効果が持続できるのは
日本においてはせいぜい一周期、
つまり1年ではないでしょうか。

よく言われる「初回と2回目の間隔は２～３年、
その次からは毎年防腐塗料を塗って下さい」

というのは初回に限ってはきっと防腐塗料ではなく、
木が持っている能力で耐えているだけではないでしょうか。

なので屋根を設けるウッドデッキならまだしも、
野ざらしでのレッドシダーはハードウッドに比べて
初期劣化が早く、そして劣化が始まった後の差には歴然とした
ものが有るのだろうと思います。

が、私もここは仕方なくレッドシダーなので塗ってみました。

 

そのレッドシダーですが、表面はザラザラでしかも
節だらけでした。しかも思い切り反っている。
（品質を要望しない場合こういう材が来るんですねぇ）

このままではとても使えないので。

 
ペーパー掛けしました。
が、反りは直せないので勘考して使います。
 

そして防腐塗料を塗った結果、こうなりました。

色付きがあまり良くないので数回塗らなきゃいけないかなぁ？

で、これはマッドグロッソの０角材、残りの1本も塗っておきました。

日差しがキツくて焦げそうな中、
次に引っ張り出したのは根太材に

使うフィエラ４０×７０材。７０寸を縦使いで使用します。

ソフトウッドならもう少し大きなサイズを用いるようですが
ハードウッドの場合は木そのものの硬さが有るのでこの
サイズで大丈夫そうです。

ハードウッドって実際に持ってみると分かりますが硬さの
質が良いという感じがします。

「硬さ・強さ」
という大きな括りの中にはいろいろな分類が有って、

二つだけ挙げると、「靭性」と「剛性」
というものがあります。

これは切削工具の世界ではその性能を維持する為の
絶対的要素に含まれる要素なのですが簡単に言えば

「靭性」は材を変形させようとする外力に対する撓りやその
抵抗力みたいなものです。これが高いと変形はするが元に
戻ろうとする力も高い。

なので破壊されるまでの耐えるキャパが大きいんですね。

で、「剛性」って要するに変形しない強さです。
単純に言えばどうやっても硬い。
その代わり自身の剛性を超える力が加わった場合は簡単に
壊れてしまう。

なので機械加工専門の私の考えは「靭性」「剛性」双方を
バランスよく持ち合わせている材、それは金属でも木でも同じで
つまりそれが「良い材」という事になります。

長くなりましたがハードウッドの場合、
ウッドデッキのような壁が無く、

骨組みしか無い構造体には最も相応しい木材だろうと思います。

加えてハードウッドはソフトウッドに比較して比重が大きいので
結果的に組み上がった後の自重による剛性、
つまりドッシリ感も高い。

自重が大きいという事自体、絶対的に有利な事なのでそのように
考えてもウッドデッキはハードウッドを選択する方が良いかな？

 
イタウバマッドの根太材は床板の下に隠れてしまう部分なので
表面の粗さは気にせずそのまま拭き掃除だけして塗装しました。

そうそう、これママの妹さんが収穫してくれたお野菜です。

私の大好きな苦瓜も獲れ始めたんですねぇ。

緑黄色野菜が美味しい季節です。

焼酎も尚更美味しいです。