長男のパズル～人並み以上の才能が有る

  

夕食の前の一時、ママが長男に日本地図のパズルをさせました。
丁度テレビもお気に入りの番組の時間帯ではなく、
大好きなアニメDVDもパパが居ると見せてもらえないという事で
長男も退屈していたわけです。
そこへママの気遣いですかね。
彼は子供の頃からこのような煩雑の中から自分の好きな物だけを
見つけ出したり或いはそれらをきちんと並べるという選別能力に
関しては超人的なところが有ります。
もちろん自分が気に入ったものや興味が湧くような対象以外は
知らん振りですが。。。

で、この日本地図を約35分で完成させました。
日本の地形などが有る程度解っている健常者ならいざ知らず、
そんな事には無縁の長男はやはりすごいです。

  

そして翌日、私が「夏休みの工作」をしている時、
こんどは庭に出したテーブルで再びトライ。
今回はパズル完成までの時間をママが計ってみました。
するとなんと！前回よりも早く30分で並べてしまいました。
大したものです。
こういう時は思い切り褒めてあげます。
でも長男は　”当たり前”　と言った涼しい顔で、、、
そう、そう言う所が自閉症なのですが、でも自閉君の親にしか
解らない感覚かもしれません。

　日本では長男のような
　自閉症者（児）への理解が
　まだまだ浅く、見かけ上の
　ケアー（これは行政も有識者の
　援護をする団体や有識者自身
　も不十分だと感じる）
　だけが先行しているように
見受けられる時があります。
つい先日の障害を持った参議院議員への対応などでも
それは垣間見えました。
でも、でも障害が有ろうが無かろうが、そしてそれが先天的で
あってもそうでなくても皆大切な命です。
まして親にとってはかけがえの無い大事な宝物です。

このパズルがその無限の可能性を示してくれていると
私は思います。