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 とりあえず、この写真をクリック
 してみて下さい。
 きっとため息がでますよ。

””素晴らしい””の感嘆しか出てこない。
一人のモノづくりでここまでやれるものなのか
と心から敬服する次第です。 さぁ、1/23スケールの姫路城を
ご覧下さいませ。

今回、旧知の友人に連れて行ってもらいましたこの
「ミニ姫路城」は三重県伊勢市円座町にお住まいの
築城主 井村裕保さんが奥様のご理解とご協力を得て
19年の歳月と材料費1800万円を投じ平成19年の4月に完成したものです。
しかし完成と言っても製作した城主ご本人の言によれば
「この規模であっても史上実在した姫路城の約半分」
というのですから。。。。。。

 アイホンナビの案内に従って
 車を進め、目的地に近づいたら
 この案内が現れました。
 私たちもそうでしたが、
 おそらく、ナビ無しではかなり
 厳しいかな?と。
 それにしてもこの案内を見るだけで
 井村さんの御心遣いが並々ならぬもので
 ある事が伺えます。

 これからも大勢の方々が全国から
 こちらの姫路城を見学に来られること
 でしょう。
 それを配慮して井村さんは
 乗用車数台分の駐車場まで
 用意してくださっています。
 この一枚はその駐車場から
 姫路城の雄姿を撮影したものですがここからでもその素晴らしさが
 はっきりと分かります。


この二枚の写真、左が井村さん築城の姫路城。
そして右が現存する姫路城の大天守閣ですが画角的には左写真の
中央付近を拡大した形となっていますからよくご覧になられれば
お分かりになるかな?実物の大天守閣周りの建物を見ると本来存在
していたものが殆ど存在していない事に気付きます。

 見学者の為にこのような見取り説明で
 分かりやすく案内されています。
 大天守のある方が姫山、西の丸付近が
 鷺山という二つの丘を跨ぐ形で構築
 された姫路城は、1333年 京に兵を進める
 赤松則村がここに砦を築いた事からその歴史が
 始まります。
その後、1600年の関が原の戦いを経て、城主に上がった池田輝政が1601年
 から大改築に取り掛かり約9年の工期と延べ2400万人を動員して完成されました。
2400万人という数字は当時の日本の人口に匹敵しますし、その工費は現代物価
に換算して天守閣付近だけでも1000億円程度といわれていますからこの見取り
説明全ての構築を想定するとおそらく数千億円規模でしょう。
ちなみに、戦艦大和一隻の建造費が現在物価で数千億円と言われていますが
大和を建造する為にはドックはもちろんの事、海運や鉄道、道路などにも費用が
かかり、さらに新たな技術の研究開発やその実用化への幾度かのテストなど、
表には出ない費用が加算されるので大和型一隻の建造費は現代の価値で言えば
3兆円規模になるだろうという説もありますから姫路城構築に関しても
おそらくは同等の費用だったとしても不思議ではない。
話を戻しますが、もちろん当の一城主である池田輝政にそれだけの財力は無く、
動員数から見ても国家事業並みの規模ですから、 実際には将軍であった徳川家康
が実行者だったということでしょう。
その裏事情として、継室の督姫が徳川家康の次女である事などもあったのでしょう。
「いつの時代も歴史は勝者が書き残したもので、事実なんか分からないですよ。
よく、書かれている ”何々家滅亡” とか ”~進出” なんて言い方も
少し表現を変えれば悪者とそうでない方とが反対になっちゃいますよ」
とは井村さんの言葉でしたが私も確かにそう思います。。。。。
人の話なんてね。。。。。と

  
この写真は本丸の左方「千姫御殿」がある西の丸から「菱之門」
を通り、さらに「黒門」への範囲を撮ったものですが、写真に写る
小さな人達は井村さんの奥様が陶器で作られたものです。
「およそ1/23の縮尺だとお聞きしていますが」
という私の問いに
「いいえ、正確に1/23スケールですよ」
と見事に切り返し、モノづくりの魂をこの若造に教えてくださった
井村さんの作品の凄さがこの次の写真でもご理解頂けると思います。
 

当時の人達の目線の高さであろうと思うアングルで撮影しましたが、
‥‥‥とりあえず、もういちどこの写真をクリックしてみて下さい。
 
‥‥‥どうです?   驚きでしょ?
「姫路城大天守は5層6階地下一階で、現存する城の中でも珍しいんです。
地下一階というのはあの石垣の中が6尺くらい彫られていて実際は
そこが出入り口の高さになってるんですよ。
で、縄張りを見てもどこから敵が攻めても簡単には攻めきれないし、
仮にうっかり城内に入ろうものならどこからでも鉄砲で狙い撃ちできるように
造られているんですよ。 当時は常に三千丁の鉄砲とその弾薬、また
大砲や石落とし、篭城戦に備えるべく水や兵糧の蓄えも十分に考えられて
います。」
淡々と語る井村さんの表情はとても穏やかでそしてその目はキラりと
輝いていました。
私が第二次大戦時の戦火について話し出すと、
「アメリカに限らず、ドイツも相手国の文化財には爆撃をしなかったが
それは文化財を保護しようというものではなく、占領してからの資産価値
になるからやらなかっただけですよ。
しかし姫路城には実際に爆弾が落ちてます。だから当時の火消しの人達は
必死だった筈ですし彼らの命がけの功績があって今の姫路城があるんです。」
と。
有意義なひと時は瞬く間に過ぎて、もっと沢山のお話を伺いたかったのですが
ご高齢な井村さんと、そして私との会話中ずっとお庭の草取りをされていた
奥様の事を推量り
「突然やってきたのにこんなにご親切にしていただき 有難うございました。」

とお礼を言ってお別れしました。

他にも播州皿屋敷で有名な上山里曲輪のお菊井戸についてのお話や千姫の生活
など、時間が許せばお聞きしたい事はあったのですがそれはまたいつか。

 私自身、歴史が大好きで
 そして建築、特にお城が好きです。
 そんな私に懇切丁寧に様々なお話を
 聞かせてくださった井村裕保さんとの
 出会いは間違いなく忘れ得ぬ人との
 出逢いとなるでしょう。
 本当に、本当にこれからもお元気で
 あの姫路城を見に訪れる方々に優しく語りかけてあげて下さい。
友人の運転する車が農道を抜けようとした時、右に傾いた40km/h
制限の標識がニコッと見送ってくれているような気持ちになり二人で爆笑しました。
五十数年生きてきた中で最高の人に出会ったような気分を抱きしめて
初秋の一日は終わりました。

見上げる威風は堂々と、

無学の小生に何語らん、

尊き出会いに白鷺の城、

翼広げて祝給えたり、

悠久の思ひは連綿と

静かにしずかに流るるべし

  MCヨッチャン

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